vol.12 「人時生産性」が重要な理由

vol.12 「人時生産性」が重要な理由

レコルトのマキです!  

本日は 

美容室経営に「人時生産性」が重要な理由。 

人時生産性(にんじせいさんせい)。

これから美容室をしっかり
成長させていくためには、
この指標は大切になります。

売上
客単価
新規客数
もちろんどれも大切な指標です。
しかし、
これからはビジネスの「質」を
高めていかなくてはなりません。

質の高い美容室を経営していくために、
今回は「人時生産性」について
少しお伝えしたいと思います。


人時生産性の計算方法


人時生産性とは、
従業員1人に対しての
1時間あたりの粗利を指します。

計算方法としては、

■粗利を出す(売上−材料費)
     
■総労働時間を出す(スタッフ全員)
     
■粗利を総労働時間で割るなどで算出できます。

例)弊社スタッフでの一例

売上120万−材料費10%=粗利108万(120-12)

(労働22日×8時間 )=総労働時間176時間108万÷176時間=6136円

5000円以上なら、
かなり優秀な経営をしている美容室ですね。

3000円以下なら効率の見直しが必要と言えます。
ぜひ一度、自分の美容室の人時生産性を
計算してみてください。

人時生産性が低いとどうなる?

同じ売上、同じ利益を
出している美容室でも、
人時生産性には違いが出てきます。
人時生産性が低い美容室は、
それだけ休みが少なかったり
労働時間が長いわけです。

また、従業員もムダに多い
可能性もあります。

当然、粗利から人件費を払いますから、
利益を圧迫する形になってしまいます。
(残業代や休出手当を払うのは当たり前として)

人時生産性の高い美容室に比べて、
時給の低い従業員を
抱えていることになりますから、
スタッフにも良い影響がありません。

昔から人時生産性を無視してきた美容室

昔は、朝から晩まで拘束されるのは
当たり前の業界でした。
家族とゆっくり過ごせるような、
十分な休暇がある美容室も
まだまだ少ないと感じます。

その状態で、真っ先にアシスタントを
増やしたがるのは不思議です。

完全週休二日制、1日8時間労働・・・

これを実現できている美容室は
まだまだ少ないのが現状です。

働きやすい環境づくりをすることで、
やはり美容師の定着率は高まります。

これから加速する
「人材不足の美容業界」において、
人時生産性を高めることが
大事になるのは間違いありません
今後の美容室経営にとっての
大きな課題と言えるのではないでしょうか?
 

牧健太郎(まきけんたろう)
株式会社Lib Works  代表取締役
1977年 生まれの41歳

12年の東京生活を終えて
大分市に 2007年
レコルトヘアーインクをオープン
(給料は安く、長時間労働の最悪な経営でした)

2009年 
闘病中の父親に接する為サロンワークを減らす

2011年 
父親が亡くなる

2011年
スタッフ全員やめる

2012年
時間とお金を掛けて
いろいろな技術セミナーに行き
タダのノウハウコレクターになってしまう

2014年
マツエクの技術とコンサルを受けて
経営戦略の勉強をはじめる

2018年 
鈴木塾の 脱職人経営を読み、
経営戦略の大事さを痛感する

2019年 
鈴木塾9期を卒業し
右肩あがりに業績を上げて
客単価¥8000⇨¥15000
3年連続前年比120%
3年連続離職率5%以下をキープして
過去最高売上を記録中! 

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